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■承徳避暑山荘と外八廟(しょうとくひしょさんそうとがいはちびょう)
・登録区分 文化遺産
・登録年 1994年

冷枚(清朝時代の画家)による避暑山荘図
■概要
承徳避暑山荘と外八廟は中国・河北省・承徳市にある離宮。1994年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
避暑山荘は清の皇帝がかつての首都である奉天(瀋陽)へ行き来する際、立ち寄る場所として87年間にわたり整備された離宮である。この離宮の整備にあたっては蘇州の寒山寺などがモチーフにされている。その周りには寺廟が周りを取り巻いている。これを外八廟という。外八廟にはポタラ宮をモデルにして建造された普陀宗乗之廟(ふだしゅうじょうしびょう)があり、外八廟はチベット様式と中国の様式を折衷した代表的様式として知られる。
■登録された物件
・避暑山荘
・外八廟
■地図

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■避暑山荘(ひしょさんそう)
避暑山荘は中国・河北省・承徳市にある、清朝時代の離宮である。避暑離宮・熱河行宮とも言われている。中国四大名園の一つでもある。総面積5460平行キロメートルで、周囲の城壁は10キロメートル。

避暑山荘
清の皇帝は瀋陽(当時の奉天)に参拝に行くことがあったが、御幸では承徳に立ち寄ることが多かった。承徳は季候がよく自然が豊かで景色に優れ、また温泉などもあったことから、康熙帝は1703年にここに離宮を造ることを決定した。雍正帝の治世を経て乾隆帝治世の1741年から大規模な整備がなされ、竣工から87年の時を経て1790年に完成した。
避暑山荘の建築にあたっては、江南地方の名園・名勝を参考にしたと言われている。蘇州の獅子林や寒山寺、杭州の武陵寺六和塔、鎮江の金山亭、嘉興の煙雨楼などを模して作られた建造物があり、内モンゴルや大興安嶺などから松が持ち込まれ移植されている。また園内には四庫全書が収蔵されている。
■外八廟(がいはちびょう)
外八廟は中国・河北省・承徳市にある避暑山荘を取り囲んでいる寺社の総称。八廟とあるが実際にはもっと多数ある。
外八廟に含まれる寺社には多数あるが、初期に建てられた溥仁寺と溥善寺以外はすべてチベット様式で建てられている。これはチベット仏教を信仰するチベット人やモンゴル人に対する懐柔策であった。また、チベット様式の寺廟を建てたのは乾隆帝であった。乾隆帝は自分を転輪生王と認識していたとされ、チベット仏教を寺廟を建ててその徳により治めようとしたとも言われている。

普寧寺
・寺廟一覧
溥仁寺
溥善寺
普楽寺
安遠廟
普寧寺
普祐寺
広縁寺
須弥山福寿之廟
普陀宗乗之廟
これはラサのポタラ宮を模したものである。乾隆帝はラサに画工と測量士を送り込んで実際のラサの調査をさせその上でこの建造物を建てた。そのため小ポタラ宮と称されることもある。
広安寺
羅漢寺
殊像寺
■外部リンク
・承徳避暑山荘及周囲寺廟(中国語)
・承徳の避暑山荘と外八廟(日本語)

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