ジャームのミナレットと考古遺跡群

ジャームのミナレットと考古遺跡群の世界遺産

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ジャームのミナレットと考古遺跡群

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ジャームのミナレットと考古遺跡群
・登録区分 文化遺産
・登録年   2002年

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ミナレット

■概要
ジャームのミナレットはアフガニスタンのゴール州、ハリー・ルード川とその支流ジャーム川の合流点のほとりにあるミナレット(尖塔)である。ゴール朝(グール朝)のスルターン、ギヤースッディーン・ムハンマド(在位1163年〜1202年)が築いたとされる世界第2の高さを持つミナレットである。

このミナレットは八角形の土台の上に60mの高さを持ち、褐色の煉瓦と、青色のタイル装飾、ブハラで発展を遂げた幾何学模様、クーフィー体アラビア文字の刻印などを特徴とする。また、このミナレットはゴール朝の最盛期であり、滅亡寸前でもあった12世紀末頃に建てられており、ゴール朝における建築技術の最高峰とも言われる。

後に、元ゴール朝の将軍でデリー・スルタン朝を開いたクトゥブッディーン・アイバクによって建設された世界最高の高さを持つミナレット、クトゥブ・ミーナール(インド)に影響を与えたと言われる。ちなみに、このミナレットの建設の目的は明らかではなく、「凱旋記念碑」、「昔あったモスクの残骸」など様々な説が唱えられている。

■地図

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■ミナレットの再発見
このミナレットはゴール朝の滅亡以降忘れ去られていたが、アフガニスタン人の考古学者、アフマド・アリー・ハーン・コフザードとフランス人のアンドレ・マリクの率いる探検隊によって、1957年8月18日に発見された。1960年代にはイタリア人のアンドレア・ブルノによって発掘が行われた。その文物はカーブル美術館に治められている。


■文化財の破壊
1964年に、旧バザールがホテル建設のため破壊され、その後もジャームのミナレットは放置されていたために、政変や内戦などにより遺跡や文化財の破壊が進んだ。2001年のアメリカのアフガニスタン侵攻では、混乱に乗じての文化財の盗掘が行われ、遺跡も大きな打撃を受けた。また、ハリー・ルード川によるミナレット土台の浸透浸水の問題や、道路建設などの開発計画も唱えられており、早急な対策が求められている。なお、2002年には遺跡保護のためユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、問題の早急な対応を促すため危機遺産にも指定された。


■世界遺産に同時に登録された遺産
・ミナレット周辺の遺跡
・ユダヤ人墓地
・アラビア語の碑文
・貯水池


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